
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
毎春実施しております茶道具作家様とのコラボ企画を今年も無事開催できる運びとなりました。年に一度の限定企画として、茶道に携わる作家先生に本企画のために作品を準備いただき、お菓子と一緒にうららかな春のひとときをお楽しみいただけるよう期待して開催するものです。
5年目(5回目?)となります本年も茶道にご縁をいただき、奈良県の赤膚焼香柏窯の尾西楽斎先生に本企画へご協力いただけることとなりました。京都からはじまり、石川、大阪、山口と続きまして奈良。今年も違う場所の器がお届けできることも大変嬉しく思っております。
今回は五回目にして、図柄の入ったお皿を初めてご依頼させていただきました。過去4年間、明確な絵や図柄の入ったものは取り扱っておらず、今回が初となります。
尾西先生は元々正倉院に収蔵されている奈良絵や奈良の著名な寺社の瓦紋様など雅な作品も多数手がけられております。その中で、愛らしい色鮮やかな奈良絵の絵付か正倉院に代表される歴史的な紋様を図柄としていただくか大変悩みまして、今回のお皿が出来上がりました。
今回取り入れていただいたのは「花喰鳥紋」と呼ばれるものです。正倉院に伝わる宝物に施された紋様で、瑞鳥が花枝をくわえて優雅にはばたく姿は、生命の復活や再生、幸福を運ぶ象徴といわれ、おめでたい吉祥紋様とされております。さらにお菓子など載せてお召し上がりいただいた後には器に「福」の一字が出てくる遊び心もある重ねておめでたい作品となっております。 店頭では、実物も展示しておりますのでこの機会にぜひお手にとっていただければ幸甚です。

商品の概要と尾西氏について
御菓子司 新妻屋では日本の伝統をより身近なものにしたいという思いから、さまざまな季節の行事に因んだお菓子などを積極的にお作りしております。そちらに加えて、関わりの深い茶道を通してご縁のあった職人、先生方と毎年、合同企画を行っております。
今回は、本企画初の試みとして図柄の入ったものを春日大社の御土器師を務められる尾西楽斎先生にご尽力いただくことができました。
今回も桜の葉と花にミルクを組み合わせ、軽羹(かるかん)生地で巻き上げた春の棹物とセットとした商品を数量限定で販売いたします。菓子は、ともに4-5人でシェア出来るもの、そしてその菓子を載せる器が1枚で一組です。それぞれの職人がこだわり、丁寧な仕事を積み重ねたものになっております。日本の文化を目で見て、触れて、さらにお召し上がりいただけます。ご家族、ご友人とご一緒に五感でお楽しみいただければ幸甚です。

品名 | 「宴」 |
商品内容 | 竿菓子「嵐山」1本(御菓子司 新妻屋製) |
花喰鳥紋皿(八代尾西楽斎造) ø 約16㎝ | |
価格 | 予価 5,800円(税込、別途送料) |
販売日 | 2025年3月22日15時より販売予定 御菓子司新妻屋オンラインショップ https://niitsumaya.thebase.in/ |

販売は御菓子司新妻屋オンラインショップにて行います。
https://niitsumaya.thebase.in/
八代尾西楽斎氏 略歴
昭和30年 奈良県大和郡山市生まれる
早稲田大学卒業
平成 4年 祖父五代楽斎に師事
平成29年 八代楽斎を襲名 新宿京王百貨店にて個展開催
平成30年 横浜高島屋にて個展開催
令和元年 近鉄百貨店奈良店にて襲名展開催