本日は6月30日、夏越の祓を経てちょうど一年折り返しです。
東京都をはじめ、発出されていた緊急事態宣言がまん延防止措置に変わり、一応落ち着いてきた形です。
昨年末から始めたZoomを使ったオンライン和菓子教室ですが、ちょうどこの解除のタイミングでオンライン和菓子教室→リアル和菓子教室と数日違いで続きましたので、それぞれの良いところなど違いを感じることができました。拙いながらですが、実際に感じた違いを残しておこうと思います。
オンラインの方が見やすい!?
現在、オンラインで和菓子教室を行う際には、私の手元を映す画面と顔が映る画面の二つを使わせていただいております。顔は正直映らなくても良いのかなとも思うのですが、お話しさせていただくにあたってやはり顔が見えないのは失礼ですし、顔が映っている方が伝わりやすいということも感じています。手元のカメラは、そのままですが、私の手元が比較的アップで映るようにしています。
大体の流れとしては、簡単に作成いただくお菓子の説明をさせていただき、手元カメラで作るところを見ながら一緒に作成していきます。作成数は1種類につき、2個から3個程度ですので、1個目は画面越しですが、ご参加の方と一緒に説明しながら餡を包んだり、成型したりと仕上げまで行っていきます。その後2個目、3個目は各自のペースで作成いただき、ご質問に答えたり、分かりにくかったところなどをもう一度やり直させていただいたりしながら進行しています。
手元カメラが比較的大きく映るようにしていることと、私目線の画面ですので、相対で行うリアルのお菓子教室よりも近くでご自身の手の動きと比較しながら作業が出来るので、実は見やすいのではないかなと感じています。
リアルでないとできないこともある!?
なんとなくオンラインの和菓子教室の方が見やすいようなことを書きましたが、リアルでないと出来ないこともやっぱりあります。
リアルでのお菓子教室の場合、オンラインのように一緒に作成していくのではなく、近くに寄っていただいて、お手本という形で作成していきます。その後、ご参加の方が作成する流れです。まず近くに寄っていただいても、オンラインの画面ほど近くで見ることは難しい気がします。特に人数が増えれば見にくいという方もいらっしゃるのかなと感じます。あとは練切であれば餡を包んで、成型してと通して行いますので、ご自身で作業されるときに、あれ、ここどうだったっけ?ということもあると感じます。(一度見て全部覚えるというのは確かに難しいですし、2種類などまとめてお見せするので、このあたりは改善が必要なのかなと感じています)
リアルの良いところですが、ご質問を受けた際などはその方と隣で並んで一緒に作業したりできる点があります。あまりやらないようにしていますが、場合によってはほんの少しだけお手伝いすることも出来ます。
もうひとつ、リアルですとやはり作ることのできるお菓子の種類が増えます。これは会場の設備にもよりますが、夏場であれば寒天を使用した錦玉、冬場であれば蒸し立ての薯蕷まんじゅうなどを体験いただいたこともあります。オンラインですとご自宅でされる方がほとんどだと思いますが、材料の配送や火を使ったりなどどなると気軽に行うのは難しいかなと思います。
コロナが収束したら、オンラインでのお菓子教室などはなくなっていくのかなと当初考えていました。しかしお菓子教室に限らず、オンラインで体験できることというのはどんどん増えていますし、それぞれの良いところを残しながらもしかしたら続いていくんじゃないかなと感じています。
オンラインでの手元カメラの映像は、Youtubeに上げている作成動画と基本的には同じような画面になります。この画面に私の説明が付くような形式になっています。
BASEでの販売ページはこちらからご覧いただけます。
https://niitsumaya.thebase.in/items/47256583