2023年春の贈り物、本年のコラボは吉向翔平氏とお届けいたします

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毎春、世代の近い茶道具作家の先生方にご協力をいただいて、コラボ商品として販売をしております当企画ですが、今年で3年目となりました。
毎回楽しく、いろいろとお話しさせていただきながら、数ヶ月にわたって準備をさせていただいております。
 

既に雑誌「淡交」にてご紹介いただきましたが、本年は大阪の八代吉向十三軒先生の御子息である吉向翔平氏にご協力いただけることとなりました。昨年、一昨年と京都、石川ときて、今回は大阪と、いろいろな地域の方とご一緒できること、茶道を通じたご縁を大変ありがたく思っております。

今回は、菓子と銘々皿のセット、例年通り数量限定で、3月31日(金)15時より新妻屋のオンラインショップにて販売いたします。
 

今年のお道具は・・・

今回ご協力頂けることとなった吉向翔平氏は、大阪府東大阪市および三重県伊賀市で八代吉向十三軒先生とご一緒に作陶をされておられます。
十三軒先生は裏千家今日庵御出入方であり、大変人気のある陶芸家でいらっしゃいます。また作品発表はご自身の個展のみとなっており、貴重な機会となります。今回は世代の近いもの同士ということもあり、茶道に触れる機会になればと、快く御引き受けいただけました。

ご用意いただいたお道具は、「刷毛目」銘々皿になります。翔平氏はもちろん、当代である十三軒先生の作品でも見ることが出来る「刷毛目」を、大胆に銘々皿に仕立てていただきました。
また通常の銘々皿より一回り大きく、直径でおよそ六寸(18cm)程度の大きさです。銘々皿としては大振りなものとなりますが、お菓子を召し上がる以外にも、いろいろな場面でたくさん使っていただきたいという思いで作られたものです。
陶器(今回は伊賀の土を使われたとのこと!)という性質からお使いいただくうちに、抹茶茶碗と同様、貫入から色が変わり、お使いのお客さまそれぞれのお皿になっていく楽しみもございます。

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裏面には翔平氏の印入り 



お菓子は、昨年大変ご好評いただきました棹菓子をご用意いたします。ちょうど桜の時期ですので、桜の花びらを散らした軽羹で桜葉のミンチを合わせた桜餡を巻き上げています。間を少量の練乳を使って合わせることで、お召し上がりいただくと口の中で桜みるく味に変わります。刷毛目に似せた渦巻きは、作り手の遊び心です。
 

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一年に一度、職人同士がこだわり、さまざまな準備と丁寧な仕事を積み重ねたものに今年もなっております。日本の文化を目で見て、触れて、さらにお召し上がりいただけます。春のひとときをご家族、ご友人とご一緒に五感でお楽しみいただき、皆様の思い出のひとつとなれば幸甚です。
 

今回も「宴」に

品名宴(うたげ)
お菓子竿菓子「嵐山」1本
(御菓子司 新妻屋製)
お道具刷毛目銘々皿(吉向翔平造)
ø 約 18cm
価格8,000 円(税込、別途送料)
販売日2023 年3 月 31 日 15 時より

販売は御菓子司新妻屋オンラインショップにて行います。
https://niitsumaya.thebase.in/

また本店にて実際の商品もご覧いただけます。

吉向翔平氏

昭和 48 年生まれ。八代吉向十三軒に師事。裏千家今日庵御出入方。

吉向十三軒

初代は吉向治兵衛。
吉向の名は、江戸寺社奉行水野和泉守左近将監の依頼に依って献上した海亀の大食籠を将軍が大層お気に召し、吉向の姓を賜ったことにあります。文政二年、吉向の二文字を揮毫、同時に拝領し、吉向焼の名称となりました。その後、初代が築窯した十三村の地名に因み文政十年片桐候より十三軒の印を拝領し、十三軒の号と受けております。
六代目より茶道裏千家御出入方を許され、茶陶を専として当代である八代吉向十三軒によって家伝を受け継ぎ、現在に至っておられます。

 

過去2年のコラボ商品のご紹介記事はこちらに。

春最後の贈り物、宮﨑寒雉氏、松籟園様とコラボ商品を販売します

陶芸家中村正史氏と和菓子手作りキットを販売致します

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